楽しく遊んだあとは……そう、お片付け! しかしお片付けが好きなお子さんはなかなかいないですよね。今回は、「お片付けが楽しく習慣付く3つの魔法」をお届けします。
お片付けの悩み
著者のまわりの2・3歳のお子さんを持つアラサーママ10人にリサーチをしたところ、
・「私が片付けても1時間後には散らかるので汚いままになっている。」(Sさん・2歳11か月・男の子ママ)
・「お片付けして! と怒るのが習慣化してしまい子どもが言うことを聞かない」(Kさん・2歳6か月・女の子ママ)
・「片付けが嫌いなようで、幼稚園に行けば覚えるかな~と半分諦めています」(Nさん・3歳5か月・男の子ママ)
と、お片付けが上手にできないお子さんに悩んでいるママが10人中10人と驚きの結果に。確かに、2・3歳児が上手にお片付けするのは難しいです。しかし、ママが諦めてしまっては、結局は何歳になっても整理整頓ができない子になってしまうかもしれません。
ちょっとした工夫をママが行ってあげることで、お片付けが楽しく、習慣化する魔法のような方法があるのです。
お片付けが楽しくなる3つの魔法
オモチャをキレイにまとめる魔法
✕ → 細かく分類する
◯ → おおまかに分類する
形や大きさごとに細かく分類しても、2・3歳児には難しく感じます。分類が苦手と感じるほど、お片付けが苦手・嫌いと感じてしまいます。たとえば積み木類でしたら、すべて同じ箱に入っている方が片付けやすく遊ぶときも出しやすくなります。まずは、「お片付けは箱に入れる」という行為を習慣化してもらうため、おおまかに分類することからはじめていくとお片付けが簡単にできた→楽しいにつながります。
絵本をキレイに並べる魔法
✕ → キレイに立てて並べる
◯ → 出し入れしやすく並べる
「読んだら戻す」という習慣をつけているママが多いと思いますが、本棚で倒れてくる本を押さえながらもう一方の手で差し込むことができるようになるのは4・5歳以降と言われています。うまく棚に並べられずに嫌気がさしお片付けが嫌いになってしまうことも。
表紙が見える専用のクラックを使えば、読みたい絵本を選びやすく、戻しやすくなります。コンビニの雑誌売り場や病院の待合室などの本棚がこのようになっているのはそのためです。
ぬいぐるみをかわいく片付ける魔法
✕ → ひとつの箱に詰める
◯ → 飾り棚に並べる
小さいお子さんは人形やぬいぐるみには感情移入しやすいので、箱にぎゅうぎゅうに詰めているのを見ると傷つくことも……。さらに、かさばりやすいぬいぐるみはおもちゃ箱も一気にパンパンになりやすく、とり出すのも一苦労……。
ディスプレイのように飾り棚に並べることで出し戻ししやすく、いつでも大好きなぬいぐるみが見えるので安心感もアップします。ミニカーや怪獣のおもちゃなどにも応用できます。
まとめ
これらの3つの魔法、次第にお子さんのお片付けが苦手から楽しいに変化し習慣化していきます。とはいえ、2~3歳は個人差が激しいため、うちの子は……とマイナスに思わず、ママが寄りそって工夫をすることでお片付けが楽しいと思ってもらえる環境作りをしてあげることが大切です。