「親しき仲にも礼儀あり」といいますが、これは恋人・夫婦についてもあてはまることです。付き合いはじめたころは、緊張感もありそれなりに配慮できていても、一緒にいる時間が長くなってくると、ついつい緊張がほどけ相手への遠慮を忘れてしまうことがよくあります。そうならないように、いつでも相手を尊重し「リスペクト」することはカップルとしていい関係をつづけていくためにも欠かせません。
そこで今回はそのためにはどんなことが必要なのか、まとめてみました。
「ありがとう」の一言を忘れない
あまりにも基本的なことですが、それゆえにおざなりになりやすいのが「ありがとう」の一言。相手が家事を手伝ってくれたり、自分のためになにかしてくれたとき、笑顔で「ありがとう」をいえているでしょうか？ 「やってくれて当たり前」という気持ちでは、リスペクトにつながりません。どんなに小さなことでも「ありがとう」を忘れないようにしましょう。
言葉でうまく伝えられないときは、スキンシップをたくさんして
「ありがとう」の一言くらいはできても、もっとあなたが相手をどれだけ愛し尊敬しているか、言葉でリアルに伝えるのは照れくさくてできない……と思う人も多いですよね。でもだからといってそんな気持ちを押しかくしておく必要はどこにもありません。言葉ではうまく伝えられないと思うなら、行動やスキンシップで愛情を伝えればいいのです。朝はキスからはじめたり、街を歩くときは手をつないだり、ソファーでくつろぐときは肩をよせあったり……。言葉でなくても十分に気持ちが伝わるはずです。
パートナーがどんなにすばらしいか、一緒にいて幸せか、家族や友人に語る
もしあなたがパートナーのことを異性として好きなだけでなく、人間としても尊敬していると思うなら、それをどんどん周囲の人にも語ってみましょう。ただしあきらかな自慢話にならないよう、ご注意。どんなにすばらしい人と一緒にいれるか、そして幸せなのか――。他人に話したり発信したりすることで、自分のなかでもパートナーの魅力やよさを再確認することができます。そうした内面の気持ちや充実度は、かならずあなたの普段の行動のなかにもあらわれ、パートナーともますますいい関係が築けることでしょう
ふたりで一緒にすごす時間のクオリティーを高める
付き合っているのに、ふたりとも忙しくてすれ違いが続いていたりすると、恋愛テンションもさがり気味ですよね。でもだからこそ、ふたりですごせる時間そのものをもっと大切にするようにしましょう。週末デートの予定があるのなら、そのときはデートだけに専念して仕事のことも友だち付き合いも忘れて。今の時代、スマホやゲームなど気を紛らわせるツールはたくさんありますが、そのために本来大切なカップルとしての時間を味気ないものにしてしまうのはナンセンス。せめて食事中や夜寝る前など、リラックスするべき時間にはデバイスをオフにして、パートナーと一緒にいることだけを存分に楽しんでください。
心のこもった料理をつくる、サプライズをしかける、プレゼントする、相手のためになにかして、喜ばせてみる
最後にあなたがパートナーのためになにかしてあげたのは、いつでしょうか？ もし思い出せないようだったら、ちょっとリスペクトが不足しているかもしれません。恋人としてパートナーとして、相手のためになにかしてあげたい、喜ぶ顔が見たいと思うのは当然のこと。そんな気持ちがまったく失せてしまったのなら、関係そのものを見なおすべき。毎日でなくてもいいので、こんなことをしてみたらどうでしょう？
・ 心のこもった料理でむかえる
・ 相手の意表をつくサプライズをしかける
・ 高いものでなくてもいいので、ちょっとしたプレゼントをする
・ いつもとはちょっと違う、ムードあるデートを計画してみる
・ 普段なかなかいえないことを、手紙で伝えてみる
こうした気配りをお互い忘れずにいることこそ、いつまでも相手を大切に、リスペクトするコツといえるでしょう。