知っていますか? 胃腸が弱ると肌の質感、色のトーンまで変わってきてしまいます。胃腸は血液が集中する場所です。弱っていると見た目も不健康そうに見えます。気温が高いと食事も喉を通りにくいかもしれませんが、胃腸が弱らないようしっかりと栄養をつけておく必要があります。
胃腸が健康でないケース
胃腸が弱ることで血液が不足しやすくなったり、血液の機能が劣ってきてしまいます。夏にこのような状態になると、暑さもプラスして貧血もしやすくなってしまいます。そもそも血液の状態が悪いことで、栄養の吸収や体内の水分の調節なども上手にできなくなってしまいます。
とくに困るのはコレ
冷え性になる
女性で胃腸が弱い場合、冷え性の原因となってしまいます。血液の状態が悪いと、血の赤みが少なくなってしまうので、顔色が黄色っぽかったり青白い状態に。冷え性の人は顔色が悪い可能性が高いです。
栄養が吸収できない
胃腸が弱い場合は、栄養をいくら頑張ってとっていても、消化吸収がうまくできないため、せっかく摂取した栄養も流れてしまっているかもしれません。血液の循環が悪い、栄養も摂取できない……このような状態では夏の暑さはとてもこたえます。
疲れやすくなる
栄養が吸収できていない体は、とても疲れやすくなります。なにかを食べるだけでも疲れを感じることも。胃腸も消化吸収のため、弱っている力をフルに使おうとするので、余計にその労力が疲れとともにやってきてしまいます。
胃腸が弱くなってしまったら
胃を休ませる
胃腸が弱くなってしまった原因はなんでしょうか? もしかしたら、食べすぎや夜にお酒を毎日飲んでいる――などかもしれません。そういった場合は、しっかりと胃を休ませることが必要です。お腹が空いたら、消化のいいおかゆ、くたくたに煮た野菜など胃腸にやさしいものを。
お腹を温める
暑さやストレスにより胃腸が弱っている場合は、お腹を温めてあげましょう。お腹を温めることで、不足していた血液が集中しやすくなります。血液が集中することでお腹の活動を活発にしていきます。
予防しておきましょう
胃腸が弱ると、体力もなく活力もない状態に。熱中症などにもかかりやすくなります。また、血液の循環が悪いことでむくみの原因に。夏にむくみやすい人も胃腸が弱っている可能性があります。まずは予防策を考えましょう。
運動を心がける
夏の暑さのせいで、なかなか重い腰があがらず運動をしない習慣になりがちです。動かず食欲もあまりない状態だと、筋力がどんどん落ちてしまいます。腹筋などの運動だけでも大きな違いがあります。胃腸をささえるお腹まわりの筋肉が、腸を刺激していい働きをしてくれます。
栄養素を心がける
血液をつくる際に必要な栄養素をおぎなっておくと、胃腸の働きの助けになります。鉄・銅などのミネラル類は、夏の暑い時期には摂取したい栄養素です。そのほかビタミンB群なども最適。これらを手軽に摂取できる食材は豚肉や大豆類など。たんぱく質もとれるので筋力アップにもいい食材ですよ。